コウケントーさらに詳しい使用法 コウケントー
「治療について」
- 1,治療器用カーボンの選定
- 基本的に照射時に”良感”のある治療器用カーボンをご使用下さい。
- 治療を長期間にわたって行う場合には、治療器用カーボンを変更することでより良好を得ることがあります。
-
- 2,治療部位の選定
- 患部への直接照射のみでなく、体全体の疲労回復や体調を整えるため、患部以外に両足裏部、両膝部、腰部、腹部への照射も重要です。
- 疾患、及び症状にあわせ照射部位を適宣選定します。
-
- 3,照射の順番
- 最初に両足裏部、次に両膝部等の身体末梢部の間接照射を行い、その後患部の直接照射治療を行います。
-
- 4,集光器の選定
- 基本的に面積の広い患部もしくは間接照射部位には集光器を使用しません。
- 集光器は、患部及び照射部位の大きさに準じて使用します。
- 単に光線が患部および照射部位に当たるだけではなく適切な集光器の使用が大切です。
-
- 5,楽な姿勢で
- 通常は寝た姿勢で治療します。
- 同一姿勢を保つことで苦痛や疲労感を感じない姿勢で行ってください。
- 楽な姿勢であれば座位や椅子にかけた姿勢でも構いません。
- 照射中に姿勢維持が辛くなった場合には、姿勢を変えるか治療を一時中止して下さい。
- *畳や床で治療するときは照射器をスライドより取り外し、床置用照射器スタンドに取り付け固定ネジでとめて使用します。(2号器はそのまま)
-
- 6,気持ちよく感じる距離で
- 光線治療は熱いから効果があるわけではなく、また熱く感じるようでは効果が得にくいことがありますので、15cm以上離し、熱いのをがまんせずに気持ちよく感じる距離で治療して下さい。
- 縁側でひなたぼっこをしているような感じで治療しましょう。
- 照射中に熱く感じ始めたら、がまんせずに体、または照射器を移動し適切な照射距離をとってください。
- 照射により不快感を感じる照射部位は治療を中止して下さい。
-
- *幼児や子供の場合は大人と同じ距離から照射すると驚くことがあります。
- 特に赤ちゃんは光りに大して敏感ですので、寝ているときにやや遠めから光線を照射し、徐々に照射器を近づけるようにします。
- 照射温度に注意をしてあげて下さい。
-
- 7,照射部位の中心にまっすぐ照射
- 照射部位にまっすぐ照射したほうが光線の浸透力が高まります。
- 患部の中心にまっすぐ光線が照射されるよう心がけることが大切です。
-
- 8,直接素肌に照射
- 照射部位の衣類、ストッキング、化粧、塗り薬などはあらかじめ取り除き、素肌に照射してください。
- これらの上からの照射はわずかな効果しか期待できません。
- 軟膏などの薬剤が患部に塗布してある場合もふき取っていただいたほうがよいですが、事情により不可能な場合は効果が弱まりますが照射しても構いません。
- 9,光線照射を終えたら
- 照射を終えた部位は衣類やバスタオル、毛布などをかけ、次の治療部位の照射を行ってください。
- 冬期は暖かい部屋で治療を行ってください。
-
- 10,照射時間は基本的に一つの部位に5−10分間を目安
- 患者の個体差や疾患の状態、体調などで治療時間は異なりますが、通常一回の治療は延べ40分間程度を目安として下さい。
- ただし直接照射治療は、症状の緩和や改善を目安に一回の照射時間を長めにしたり、一日数回の照射を行うことがあります。
- 治療器用カーボンは二本セットで約三時間使用することができます。
-
- 11,治療回数は通常1日1−2回
- 一度に治療を行うことが大変な場合には、朝・夕二回に分けて行って下さい。
- 使い始めは人によって疲れを感じることもあります。
- これは治療により血液循環や新陳代謝が促進されたことによる体の変化で特に心配要りません。
- こういう場合では照射時間を短めにし、治療回数も一日一回にして下さい。
-
-
「取り扱い注意事項」
コウケントーより照射される光線は太陽光線と同種の特性を持っています。
しかし、その光線に含まれる紫外線は太陽光線に比べごくわずかです。また人体に有害な短波長の紫外線も含まれていません。
したがって夏の日光や日光浴で皮膚障害を起こさない人ならば安心してご使用になることができます。
極まれに光線治療の際、日ごろ日光に当たらない部位(腹部・腰部等)への光線照射により軽い皮膚炎(日焼け)を起こす方がおります。
しかしこれは光線に対する皮膚の防護機能が少ないために過剰に反応したためで、時間を短めにして通常より距離をあけ照射することにより皮膚が感光性を得て自然に治まります。
なお例外的に日光(光線)に異常に反応する疾患等もありますので、次の注意点を必ずご確認下さい。
- ●本器は医師または専門家の指導の下に使用して下さい。
- 自己診断を避け、医師又は専門家の指導のもと光線治療の知識を持つ治療師、光線治療経験者の意見を参考にすることもお勧めします。
- ●日光に当たることを禁じられている疾患の人。
- ●今までに日光、及びその他の光線により発赤、かゆみ等を起こしたことのある人
- ●生後2週間以内の新生児
-
- ●次の人は使用前に医師に相談して下さい。
- 1,医師の治療を受けている人(膠原病、ポルフィリン症等光線照射により憎悪する疾患がある。)
- 2,体温38℃以上の人(特に高齢者、高血圧、心疾患等で医師の治療を受けている人、一週間以上解熱しない人)
- 3,心臓、脳神経に障害のある人
- 4,医薬品を服用・貼付している人(光線照射により過敏症を誘発する医薬品がある。)
- 5,化粧品、消毒剤などでかぶれたことのある人(光線照射時は化粧品、塗り薬は必ず取り除いてください。)
-
- ●使用中には次のことに注意してください。
- 使用により発赤、腫脹が現れた場合は、使用を一時中断し相談してください。
|
「安全のために」
- ●幼児・お年寄り・お体の不自由な方、ご自分で意思表示ができない方の治療には必ず付き添う。
-
- ●保護アミは必ず閉めて固定ツマミでしっかり固定し、使用する。
-
- ●治療器用カーボンはカーボン固定ネジでしっかり取り付ける。
-
- ●照射器上部の排気口カバーは必ず取り付けて使用する。
-
- ●カーボンの取り付け・交換、および発光の中断・治療終了後は必ず電源スイッチOFFにする。
-
- ●発光させたまま就寝したり、治療器から離れない。
-
- ●治療中及び治療後、照射器の上をもので覆わない。
-
- ●燃えやすいもの(座布団・敷布団・可燃性のもの)の上に照射器を乗せて発光させない。
-
- ●電源コードの中間接続、延長コードの使用、タコ足配線はしない。
-
- ●発光中に電源差し込みプラグの抜き差しはしない。
-
- ●コードは傷つけたり、重いものを乗せたり、加工・加熱しない。
-
- ●保護アミ・照射器が冷えるまでは照射器の中に手、紙、布などを入れない。
-
- ●外出の時はプラグをコンセントから抜く。
-
- ●発光中に電流調整ツマミを切り替えない。発光中、または治療用カーボンを接触した状態で電源スイッチを入れたり切ったりしない。
-
- ●テレビ、ラジオ、パソコンなどの精密機器の近くで使用しない。同じコンセントから電源をとらない。
-
- ●燃焼器具と一緒に使うときはこまめに換気する。
|